木樵

2019/02/21 23:48

パロサントはシャーマン達が儀式の際に、場や空間を清めるためにパロサントを焚いて使われていてその歴史は古く、インカ帝国の時代からだとされています。


パロサントは、神秘的な木でスペイン語では「聖なる木」を意味します。

香木として甘い香りと、キリッとした爽快感のある香りで、
松、ミント、レモンのような柑橘系の芳香を感じ取れます。
心があたたかくなるような気持ちと晴れやかな気持ちをもたらしてくれるでしょう。

エクアドルやペルーでは、創造力を高め、幸運をもたらすといわれています。
そのため、虫よけからアロマテラピーまで多様な用途があります。

ワシントン条約で保護対象となりました。
そのため伐採はできなくなり、国際取引が禁止されているとても希少な木なのです。

当店で取り扱っているのは


産地)パラグアイ

科目)ハマビシ科

比重)気乾比重 0.991.10 広葉樹

主産地)アルゼンチン北部に位する Parque Chaqueno 地帯の北東部とこれに近接するパラグアイの地域に生育する。

外観)辺材は白黄色、心材は黄褐色ないし、褐色で緑がかっている。リグナムバイタと材質の特性が良く似ている。縦方向に美しく、滑らかな光沢のある、より濃色縞帯をくっきりともっている。

主要特性)材中に多くの樹脂と精油物質を含み、気持ちよい香りがある。濃褐色の材には 15%の樹脂を含むと報告されている。材は非常に重く、また非常に硬く、頑強である。肌目は精、木理は交錯している。菌や虫への抵抗性もあり、非常に耐久性が高い。加工は困難である。


用途)高価な家具、調度品の製造に使われる。また表面はつやだ出て滑らかになるので旋盤用細工に適しており、色々な容器、台類、花瓶、灰皿、高級ステッキ、マテ茶用器などに使われる。これらの細工は美しい色の杢目ち芳香があり優美で、高級品である。このほか軸承にも利用される。

備考)ラグアイやアルゼンチンでは、樹脂の多い心材部を協会のく香に用いており、このため Palo santo の名がある。またこの材からは、56%位の精油が抽出されるが、これはGuaiac油、あるいは Oleum ligni guaiaci などと呼ばれて、香料原料として取引されている。


非常に重厚で重みがあり大理石のように硬く、木理も非常に綺麗です!